給湯器の寿命

給湯器は毎日、何気なく使っている物ですが、その何気なく使っている給湯器にも寿命があります。給湯器の寿命は8年から12年位と言われており故障の多くは冬場に起こります。冬場に急な故障で使えなくなると、シャワーが使えない、お風呂に入れない。食器なども水で洗わなくてはならなくなり大変不便です。給湯器も故障の前に何かしらのサインを出しています。
下記が故障前のよくあるサインの例です。

①温度が不安定
お湯を使っていると急に水になったり、お湯になったりする。

  • 温度を調整する部品の故障などや7年~10年以上ご使用されている給湯器ならば、部品劣化によるものです。中にはシャワー水栓の劣化でシャワー温度のみ不安定な場合はシャワー水栓の原因もあります。全体的に不安定なら劣化によるものなので修理よりも交換です。

②本体からの異音
給湯器から凄い音が聞こえる

  • 給湯器の中には、ポンプやファンなどが入っています。劣化によってファンやポンプが動くと音が出る事があります。中には爆発音に似た音がする場合もありますが、この場合はすぐに専門業者に見て貰いましょう。使用年数が8年以上たっているのでしたら、交換時期です。

③エラー表示
エラー表示が出る

  • 各メーカーにてエラー表示の意味は違います。エラー内容によって、修理よりも交換された方が良い事もあります。エラー表示が出た場合は各メーカーにお問合せを。

④排気口の煙
排気規制で、給湯器の使用を止められる

  • ご使用の給湯器使用年数が長い場合、排気口から黒い煙が出る場合があります。これは排気の一酸化炭素排出量が多くなります。排気が部屋へ入ってしまったりすると、一酸化炭素中毒などの症状を起こす恐れがあり大変危険です。ガス会社の検診時に検診担当者がこれに気が付くと給湯器本体に使用禁止のシールを貼られ使用を停止されることもあります。冬場に見られる蒸気でしたら問題はありません。

⑤水漏れ
給湯器から水が漏れ、循環金具からの水漏れ

  • 給湯器本体からの水漏れの場合は、本体にガス配管や制御基盤などが入っています。ガス配管を腐食させるたり、制御基盤の漏電の原因にもなりますので、早めの交換が必要です。
  • 使用していない時の循環金具からの水漏れで浴槽に水が貯まる。これも給湯器本体の弁の劣化が原因です。給湯器のご使用年数によっては、修理部品が無い場合もあります。その場合は、お早めの交換してください。

 

以上がよくある故障のサインですので見逃さないように。他にも色々なサインもありますので気になる場合は専門家に見て貰いましょう。